一段目
草子二種
膳手后妃事(かしはてひめのこと)
聖徳太子とその最愛の妻と言われる菩岐々美郎女(芹摘姫)との出会いを描いた物語。室町時代に記されたものを、当時の仕様を模して再現しました。
太子の初恋
『膳手后妃事』を現代語に翻訳した物語と解説。芹が豊かに茂る川辺、早春の香り、交わされた歌の美しさなど想像の世界をご堪能ください。
2022年のテーマは、遠忌1400年を迎えた「聖徳太子」。
日本の香文化は、太子が仏教を通じて香を重用したところに端を発すると言われています。
多くの歴史的偉業を成したその裏側で、あまり語られることのなかった人間・聖徳太子の一面をその妻・芹摘姫との物語を通して描きます。
聖徳太子とその最愛の妻と言われる菩岐々美郎女(芹摘姫)との出会いを描いた物語。室町時代に記されたものを、当時の仕様を模して再現しました。
『膳手后妃事』を現代語に翻訳した物語と解説。芹が豊かに茂る川辺、早春の香り、交わされた歌の美しさなど想像の世界をご堪能ください。
聖徳太子と芹摘姫、それぞれをイメージして創香しました。単独で焚くことはもちろん、二つ同時に焚いてそのマリアージュもおたのしみいただけます。
御香と同じく太子と姫をモチーフにした香台を、真鍮から削り出してつくりました。芹の柔らかさを表す球型と法隆寺夢殿を模した八角型の二種です。
聖徳太子の活躍した飛鳥時代より続く香道具、塗香。仏事はもちろん、香水のように日常でもお使いいただけます。沈香や白檀など貴重な香木を使用しています。
太子と芹摘姫の清々しい出会いを思わせる、はじけるような柑橘系の香りが特徴のフレグランスオイル。ポプリの香りづけとしてもお使いいただけます。
太子と芹摘姫が出会ったとされる早春の三輪川。その風景を、芹や紫陽花など日本古来の野花を中心にしたポプリで再現しました。